ジャガイモ栽培方法の備忘録
今回、初めてジャガイモを栽培するために調べた情報と植え付けから収穫までの作業を備忘録として記載していきます。
目次
ジャガイモの栽培方法
栽培方法調べた情報をここに記録します。
なお、調べた情報は関東での栽培情報となります。
目次
栽培スケジュール
春植え
- 2月中旬~3月:土作り・種イモの準備
- 3月~4月中旬:植え付け
- 4月~5月上旬:芽かき・追肥
- 5月下旬~6月:収穫
秋植え
- 8月上旬~8月下旬:土作り・種イモの準備
- 8月下旬~9月中旬:植え付け
- 9月下旬~9月下旬:芽かき・追肥
- 11月下旬~12月 :収穫
植え付け時期
ジャガイモは春と秋の2回、植え付け時期があります。
- 春 … 3月~4月中旬位
- 秋 … 8月下旬~9月位
秋の植え付けは、暑い時期の植え付けとなり、種イモが腐りやすいく、冬の寒さで育ちも悪くなりやすいため、初心者には春植えがお勧めだそうです。
品種
春に植える品種
代表的なものは「ダンシャク」、「メークイン」、「キタアカリ」、「インカのめざめ」などがあり、いずれも育てやすさにはそれほど差がないようですが、中でも「キタアカリ」は、収穫量も多く、そうか病にも強い品種のため、初心者にお勧めの品種だそうです。※ 今回は、「キタアカリ」と「ダンシャク」にチャレンジしています。
秋に植える品種
短く出芽が早い「デジマ」「ニシユタカ」「アンデスレッド」「キタアカリ」が適しているそうです。土作り
ジャガイモは酸性の土が好きな野菜なので、良く野菜作りで使用される石灰は入れないようにし、植え付けの2~3週間前に米ぬかをまいて耕しておくことで、そうか病予防になるそうです。
また、肥料は植え付けの1週間以上前までに化学肥料(成分8-8-8程度)や有機配合肥料をまいてよく耕しておきます。
なお、ジャガイモは肥料なしでも育ちますが、肥料をまいた方が育ちも良く収穫量も増えます。
また、肥料は植え付けの1週間以上前までに化学肥料(成分8-8-8程度)や有機配合肥料をまいてよく耕しておきます。
なお、ジャガイモは肥料なしでも育ちますが、肥料をまいた方が育ちも良く収穫量も増えます。
ポイント
- 肥料を忘れた場合は、植え付け後に追肥と同じように上から撒いておくとよい。
- 石灰をまき過ぎると土がアルカリ性になり、そうか病になるリスクが高くなる。
- ジャガイモは、連作障害を起こすので、同じ場所で栽培する場合、2〜3年開けて使用する。
種イモの準備
種イモの用意
スーパーなどで販売されている食用ジャガイモや収穫したジャガイモは、病気を持っている可能性があり、病気は伝染する可能性が高いため、種イモ用として販売されているジャガイモを使用するのがお勧めです。また、種イモを購入するときは、皮がザラザラしている物は病気の可能性があるので、皮が綺麗なものを選ぶとよいです。
芽出し
入手した種イモは強い芽を出すために、日光にあてて、20~30日おいておきます。これを浴光育芽といい、ジャガイモの表面がやや青くなり新芽が出てくれば成功です。なお、試したところ、弱い光が当たる場所に放置しているだけでも新芽が出てきました。
イモの切り分け
30~50gは切らない、40~60gは切らないなど、農家さんによって、切るジャガイモのサイズが若干異なるようです。調べてみると30g以下になると育ちが悪くなる可能性があり、60g以上大きくても育ちは変わらないようなので、40~60gまでのジャガイモは切らずにそのまま植えて、切る場合は30g以下にならないように切るのが良いと思います。
切り方は、ジャガイモのヘソを境にして、1片に芽が2~3個ほど残るように切り分けます。
〇で囲んだクボミが、ジャガイモのヘソになり、そのヘソを境に赤線のように切ります。
可能であれば40g位に切り、難しい場合は、30g以下にならないように切れば、問題ないと思います。切ったジャガイモは切り口が腐り易いため、風通しが良い場所で、2〜3日乾かしてから植え付けます。
切り口を乾かす時間がない場合は、切り口に草木灰を塗ることで、植え付け後の腐敗を予防できます。
※ 農家さんによっては、草木灰を塗らなくてもあまり、差がないので塗らない方もいるようです。
植え付け
株間30cmで深さ10cmの穴を掘り、通常は切り口を下にして植え付けます。湿気が多いと種イモが腐り易くなるため、植え付け後の水やりは不要です。
※ 切り口を下にするのは、芽が上向きに伸び、種イモが腐り難くするためです。
なお、切り口を上にして、逆さに植えることで、ジャガイモにストレスが掛かり病気に強いジャガイモができるそうです。
※ 切り口を上にすると水を受けて腐りやすくなるので、逆さに植える際は注意してください。
春植えの場合は、霜が降りる可能性があるので、不織布などでトンネル掛けをしておくと良いです。
草対策や土寄せの手間を省くために、植え付け時にマルチを張り、発芽してマルチが盛り上がってきたら、マルチに穴を開け、芽をマルチの外に出して栽培するやり方もあるのですが、マルチを使う場合、太陽光で熱くなったビニールの熱により、芽がダメにならないように発芽後、すぐに穴を開けて芽を出すように注意が必要となります。
芽かき
芽が伸びて草丈10~15cmくらいに成長したら、1つの種イモから出ている芽の数を減らす芽かきをおこないます。芽の数が多いと多くのジャガイモができますが、養分が分散するため、1個あたりのジャガイモの大きさが小さくなり、芽を1本にするとジャガイモは大きくなりますが、収穫量が減ってしましますので、通常は、2~3本位に芽かきするのが良いと言われています。
土寄せ・追肥
1回目の土寄せと追肥
芽かきが終わったら、土寄せと同時に株元に追肥を行います。※ 土に追肥を混ぜた後に軽く土寄せを行うと効果的です。
※ 黒マルチ栽培をしている場合は、土寄せ作業が不要となりますので、追肥だけ行います。
追肥は、根菜類を太くするのに必要な カリ(K)を中心に与えます。
カリが主成分の草木灰とボカシなどを撒くと良いようです。
2回目の土寄せと追肥
このころになるとジャガイモが大きくなり、土から出てしまうことがあるので、しっかり土寄せを行います。
土寄せが不十分だと、ジャガイモが露出し、太陽光に当たると緑色になり食中毒の原因であるソラニンが増えるため、土から出たジャガイモは土寄せをして埋めるようにしましょう。
花摘み
花が咲くとトマトのような実がなり、種ができます。大きな影響はないようなのですが、ジャガイモの成長に必要な栄養分が実の方に取られてしますので、花が咲いたら取り除くようにします。
収穫
茎葉が枯れ始め、葉の7~8割が黄色くなって枯れてきたころを収穫の目安となります。葉が枯れ出す前に収穫すると、皮の薄い 新ジャガ が採れます。
また、葉が完全に枯れるまでおいて、収穫することで保存性が良くなるそうです。
雨天や雨上がりに収穫すると泥が付き腐りやすくなるので、晴天が続き土が乾いているときに掘り上げるのがポイントです。
保存
掘ったジャガイモは水洗いはせずに、土が付いたままの状態で、雨があたらない風通しのよいところで、土がさらっと落ちるまで陰干します。乾燥したら段ボールなどに入れて、日の当たらないところに保管します。
2022年の栽培記録(春巻き)
目次
2022年2月26日:キタアカリ の植え付け
事前に40g~60gに切り分けて、切り口に薪ストーブから出た灰を塗り、2日ほど乾かしたものを用意しました。
今回は、ほうれん草を植えていた穴あきの黒マルチに植え付けを行います。
株間30cmで、深さ10cmで植え付けを行いました。
〇に種イモを植え、ほうれん草収穫後に肥料を混ぜていないので、〇には醗酵鶏糞を入れています。
庭先でもジャガイモを育てたいので、2個ほど肥料が入っていた袋に水が抜けるように穴を開け、畑の土を入れて植え付けました。
2022年3月28日:芽を確認
植える時期が早過ぎたのか、寒かったせいか芽が出てくるまで約1ヶ月かかりました。
2022年4月2日に畑に植えたジャガイモも確認しましたが、すべて植えた種イモから芽が出ていました。
しかいながら、前日、季節外れの霜が降りたせいで、芽が痛んでしました。
ジャガイモは丈夫なので、これくらいなら問題ないと思います。
2022年4月9日:ダンシャク の植え付け
冬の間に枯れた雑草を畑に敷き込み耕して、下準備
※ 肥料は撒いていません。
ジャガイモのヘソを下にして植え付けます。
種イモを30cm間隔に置き、カッターでマルチに切り込みを入れて、植え付けます。
※ 勝手に芽が出てくれることを期待して、大きめに切り込みを入れています。
植え付けた後は、植え付けた切れ込みに土を被せます。
土を被せることにより、マルチが風で飛ばさせるのを防ぎ、乾燥を伏せくことが期待できます。
また、前回、弱っていた キタアカリ の芽が少し元気になっていました。
2022年4月18日:畑の様子と肥料袋栽培(芽かきと追肥)
前回は、弱々しかった キタアカリ の芽が元気に育っていました。
ダンシャク は小さい芽を伸ばしていました。
ダンシャク を畑に植えてから1週間遅れで、ダンシャク を肥料袋栽培してみることに
種イモがシワシワで、硬くなっていたので成功するかわかりませんが試してます。
肥料袋栽培している キタアカリ は順調に育ち、15cmを超える大きさに
勢いのある方は、3本を残して芽かきをして
少し小さい方は、2本を残して芽かきをしました。
最後にヌカと醗酵鶏糞(粉)を混ぜて作ったボカシに草木灰を混ぜて追肥して本日の作業は終了です。
2022年4月29日:畑のキタアカリとダンシャク(芽かきと追肥)
キタアカリが大きくなったので、芽かきをすることに
芽かきは、茎の根元から取れるように抜き取ります。
大きく育っているものは3本を残し、他に比べて小さいものは2本を残して芽かきをしました。
前回は小さい芽だったダンシャクも穴を開けていたところから芽を伸ばして、大きく育っていました。
こちらも10cm以上に育っていたので、キタアカリと同様に大きいものは3本を残し、他に比べて小さいものは2本を残して芽かきをしました。
最後にヌカと醗酵鶏糞(粉)を混ぜて作ったボカシに草木灰を混ぜて追肥して本日の作業は終了です。
2022年5月11日:肥料袋栽培のキタアカリとダンシャク(芽かきと追肥)
肥料袋栽培のダンシャクが10cm以上に育ったので、3本を残して芽かきをしました。
前回の芽かきと追肥から2週間以上たっているキタアカリにもダンシャク同様に追肥をして本日の作業は終了です。
また、栽培過程を更新していきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿